2022年03月16日

エレクトロニクス

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こんにちは!あやはびる堂の古田です。先週末にご来店下さったお客さまは、からくいの交換修理のご依頼を。この修理自体、弊店ではよく承るご依頼でございますが、お預かりした三線がとても珍しく、貴重な楽器だったので、お客さまのご許可を得て、ご紹介させていただきますね。

まずは、棹。こちらは、糸ぐら部分が縦に長い、与那型。さらには、天部分が鋭角に折れ曲がるようなデザインは知念大工型
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つまりは、この2つの棹型がミックスしたオリジナルなデザインなんですね。とても洗練された印象です。
さらに、驚きだったのが、胴部分に施された改造部分。

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胴の肩部分に、エレアコギターにみられるようなチューナー&4バンドイコライザーのコントロールが埋め込まれていました!

さらに、対角線側のお尻の部分には、コードを差し込むジャックと電池ボックスが仕込まれています。
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つまりこの三線は、ライブステージ用のエレキ仕様。実際にアンプに繋いで鳴らしてみましたが、エレアコギターのエレクトロニクスが使われているからか、三線の生音をそのまま拡声したような音質。さらには、4バンドイコラーザー(EQ)が付いているので、音質も手元で補正できるのでとても便利ですね。なんといっても、クロマチックチューナーの機能も付いているので、これも手元で操作できるので便利ですね。

この楽器を持ち込まれたお客さまは、詳細についてはご存じなかったようですが、このエレクトロニクスは、エレアコギターからまんま移植されたものではないかと、わたしは推測しました。実際にわたしが日々使用しているタカミネのエレアコギターも、似たようなエレクトロニクスが付いています。
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まんまエレアコギター1本を犠牲にして、このエレクトロニクスを移植する価値はあるかもしれませんね!弊店でも、いろいろと検討して商品開発に繋げていきたいものです!

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posted by あやはびる堂の古田です! at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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