昨日のブログでお知らせしました通り、8月末日にてあやはびる堂【(株)ブルーズマン・ジャパン】は16期目の棚卸決算を迎えることとなりました。本日中に諸々の棚卸業務を済ませる予定でしたが、帳簿の締めに思わぬ時間がかかりまして、明日に持ち越しとなりました。明日ご来店をご希望のお客さまは、ご来店の前にご連絡いただけますよう、お願いいたします。
さて、棚卸し作業については、わたくし古田はサラリーマン時代より一貫して物販に携わってきたため、あしかけ25年も毎年関わってきた業務であります。特に、弊社起業後は、電算とはいえ経理業務全般も自ら関わっているので、会社全体の数字を把握するうえでとても重要な業務であると痛感しています。
現在の日本の企業は、複式簿記を基本としています。複式簿記とは、いわゆる【利益-損失】を数値化する損益計算書だけではなく、【財産-負債】も並行して数値化する貸借対照表(バランスシート)も可視化する帳簿システムです。日々の売り上げの伝票、そして仕入先からの納品書、さらには会社として負担する経費の領収書など、毎日、数字が起算され、それを帳簿に落とし込んでいくのが経理業務なわけですが、これらの数値化されたものは、現在はパソコンの会計ソフトに打ち込んでいくことによって、複式簿記上に計上されていきます。ただし、その会社が持っている商品在庫というのは、実際に一つ一つ数え、その一つ一つの原価がいくらで、全体としていくらの在庫があるのか?わからないわけです。そのために、決算期末に棚卸しという、非常にアナログな作業をする必要がある。このことに、とても物販商売の奥深さを感じますね!
今年の6月まで大手ドラッグストアチェーンでWワークしていた際に、棚卸しを経験しました。JANコードをスキャンするハンディーを手にしながらの棚卸しは、わが社に比べればはるかに効率化が図られていましたが、実際に品物の数を打ち込む数字は、スタッフが目で数えた数字にほかなりません。つまりは、モノを数えるという、至極アナログな作業であることは企業の大小問わず変わらないわけですね。
もう十数年前ですが、棚卸しをして期末在庫を計上した結果、損益において黒字に転じた期があったのを憶えています。在庫が増え財産がアップした結果、損益計算書の数字も動いたんですね。これは驚きました。まさに、複式簿記マジックです!
なので、とても大事な1年に一度の大仕事というわけです。
残念ながら、本日は帳簿の電算処理に時間がかかり、棚卸しカウントは壁に掛かった棹もの商品だけで終わりました。

商品じゃない楽器もありますけどね(笑)
明日も引き続き棚卸しに勤しみたいと思います。
ご来店の方は、必ずご連絡下さいませ。
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